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防犯カラーボールの投げ方・使い方

 金融機関等の襲撃に備えた定番品の防犯カラーボール。購入しただけでは、役に立ちません。また、犯人を狙って投げるといった間違った使用が定着しています。いざとと言うときの為の使用方法と、使用上の注意です。

携行用防犯カラーボール写真
<携行用防犯カラーボール>
 携行するため、ボールは小さめの5.0cm程度のボールとケースです。
備付用の防犯カラーボール写真
<備付用
 の防犯カラーボール>
 5.0~7.2cmの備え付け用のカラーボールです。
 飛散量の多い大きめから、女性でも投げやすい小さ目まであります。
 必ず2個セットで備え付けます。
訓練用の防犯カラーボール写真
<訓練用防犯ボール>
 訓練に使用する防犯ボールです。
 破損しないゴム製や、水が封入された物などがあります。
 直径と重量が、防犯カラーボールと同規格になっています。
< 訓練方法 >
カラーボールの持ち方写真
<カラーボールを持つ>
 防犯カラーボールをしっかりと握ります。
 また、必ず左右両手に1個づつ計2個持ちます。
防犯カラーボールの持ち方写真2
<狙いをつける>
 距離が離れると的中が難しくなります。
 狙いをつけて犯人が離れる前に投げます。
防犯カラーボールの投げ方写真
<狙いの方向>
 車の後部。犯人の足元の路上を目掛けてなげます。
 特に、人間に対しては目標物が小さく、離れると背中に当たってもボールが割れないことがあります。足元を狙ったほうが効果的です。
<防犯カラーボールの目的と効果>
 強盗や窃盗犯などに対して、投げつけ、衣服や逃走車両に目立つ蛍光色をつけることにより、逃走を難しくする(犯人逮捕を円滑にする)ための防犯用品です。
 襲撃後に逃走する犯人に使用するため、事後的な用品ですが、窓口等の目立つところに備え付けておくことにより、防犯意識をアピールし、ある程度の牽制効果が期待できます。
 
<防犯カラーボールの特徴>
 防犯カラーボールは、一度付くと色が落ちない。とイメージされています。
 しかし、市販される多くのカラーボールが、乾く前に水洗いすれば、色を洗い落とす事が出来るようになっています。
 しかし、見た目に洗い落としても特殊塗料が残り、ルミノール反応により犯人追跡に役立ちます。
 ※製品により違いがあります。購入時に製品を確認して下さい。
 
<耐用年数・保険期間等>
 備え付けてある防犯カラーボールの多くが、一度購入して備え付けたままになっていることがあります。
 しかし、約3年の耐用期間があります。また、製品についた使用者の賠償責任保険についても耐用年数が保険期間となっています。
 このため万が一の使用に備え、定期的な入替が必要な防犯用品です。
 
入替の目安としては、
・賠償責任保険の期間
 保険内容:
 正規の使用目的で使用した際、第三者の身体、財物に損害を与え、法律上の賠償責任が発生した場合に補てんされます。
 保険が付加されている製品は、購入後何年、または耐用年数に同じ等の記載があります。
 
・メーカの耐用年数
 取扱説明書に耐用年数が記載されています。
 
耐用年数不明、もしくは積極的に入替たくない場合の目安
・塗料の分離
 古くなった防犯カラーボールは、塗料が固まり分離し、使用時の、塗料の飛散が不十分になります。
 分離していたら、買い替えを検討しましょう。

・ボールの劣化
 外装の塩化ビール(プラスチック等)が、風化により見た目にも脆くなります。
 

<防犯カラーボールの使用方法>
・備え付けておく時
 取り出しやすいように、ケースの蓋を明けて備え付けておきます。
 緊急時に投げても、慌てているためなかなか命中しません。必ず複数個備え付けておきます。
 1人が2個持って投げるので、2個づつ2組の計4個以上の備え付けが望ましいです。
・投げる時
 犯人が離れると、命中が難しくなるため、緊急時にはすぐに防犯カラーボールを両手に1個づつ持ち投げます。
 1個目を投げて外れた時、すぐにもう1個をなげます。

・犯人(人)を狙う時
 逃走する犯人の足元付近の路上を狙い、強く投げつけます。
 路上にあたった衝撃で、カラーボールの塗料が約10メートル四方に拡散し、犯人の靴や衣服付着します。
 命中精度などから、犯人が10メートル以上離れると、的中が難しくなります。
 ※カラーボールで直接犯人は狙いません。
  これは、犯人の背中等に命中してもカラーボールが割れず、塗料が付かない恐れがあるからです。

・車の場合
 逃げる車のリアガラス等の後部を狙います。
 命中精度などから、逃走車両が30メートル以上離れると、的中が難しくなります。
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