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警察機関への通報

 事件・事故が発生したときに、適切な通報は警察等の到着を早めるだけでなく犯人逮捕や、2次被害の防止など様々な面で有効であり、かつ必要な行為です。
 適切な通報が出来るように訓練を行います。

通報訓練写真
<通報訓練>
 想定文を1分間でメモをとり、メモをもとに通報を実施する訓練です。
事故時の時間確認
<時間を確認する>
 事件事故の発生の際、まず時間を確認すること徹底させます。
事件の要点をメモとる写真
 想定文から必要なことをメモにとります。
通報を実施する写真
 想定文を裏返し、110番通報を行います。
要点を纏めて通報する
 メモをもとに、必要な通報を行います。
 通報は、5W1H(六何の原則)に基づいて行います。
 六何の原則は、講義により説明します。
 訓練では次のことに重点をおきます。
 ・時間感覚の曖昧さ
 事故発生時間、通報を実施した時間、処置を開始した時間、警察(消防)の到着した時間、緊急処置を解除した時間。事件事故を一連の流れとして必要な情報となる時間感覚は曖昧になりがちです。措置を実施した時は、時計を見ることを徹底させます。

 ・記憶の曖昧さ(机上の実際との差)
 机上の想定文では、文章で記載されているために状況が掴みにくいです。実際には目で確認する場合が多く、状況が掴みやすいですが、メモがとりにく状況であることが多いです。
 慌てたときの記憶は定着しにくいため、大切ことはメモに残すことを徹底させます。

 ・メモをとる時間の長さ(1分間の短さ)
 想定文を文字でメモをとると、1分間での十分なメモとれません。
 時間を体感させるとともに、通報に必要な要点がわかる時間のかからないメモをとれるように訓練します。慣れると、30秒程度でメモが完成します。

※警備業の検定試験では、メモをとって通報するだけであり、ここまでの内容は求められていません。
業務の性質上、実際の通報事案があるときは事後処理の重要性も認識させる為、徹底しています。
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